サリー・クーパー≪おとなの命令≫ 子どもはおとなの命令をどれほどよくきかによって、 「よい子」か「悪い子」かを決められることが多いものです。 物心ついた頃から、従順さに応じて褒美をもらったり罰を受けたり しています。 「何でも先生のいう通りにね」 「ベビーシッターのいうことを聞くんだよ」 「いい子にして、おじいちゃんおばあちゃんのいう通りにしなさい」 これは子どもにとってありふれた言葉ですし、おとなにとっては 都合のいい文句ですが、実はこうした命令によって子どもは 被害を受けやすくなっています。 虐待を企んでいるおとなが何食わぬ顔で子どもに近づいたとき、 その子がおとなのいうことは何でもきくものだと思っていると、 悲惨な結果が訪れるからです。 (『「ノー」をいえる子どもに ~CAP/子どもが暴力から自分を守るための教育プログラム』より 著:サリー・クーパー 監訳:森田ゆり 訳:砂川真澄) ----- ジャンル別一覧
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